整形外科で「坐骨神経痛」と言われても安心してください|横須賀うみかぜカイロ

こんばんは!!横須賀うみかぜカイロの玉田です。今日は膝ウラからお尻にかけてのピリピリ感を伴った「坐骨神経痛」の症例です。

まずは改善されたお喜びの声をお読みください。

喜びの声1

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最初左足の膝の裏~お尻の臀部にかけてピリピリ感があり、整形外科に行くと坐骨神経痛と言われて少し通院しましたが、直りそうにそうになかったので、ネットで調べているうちに先生の治療院を見つけて来ました。そうすると4回位通うと歩いても立ってても痛みがなくなり、2~3日寝られなかったのがぐっすり寝れるようになり、今では少しずつ散歩も出来るようになりました。もちろん整形外科は行っていません。こんなに早く治るのであれば早く来れば良かったと思っています。(横須賀在住60代男性)

個人の感想で結果を保証するものではありません

ほとんどの坐骨神経痛は「ニセモノの神経痛」って知っていますか?

このCMで言われているように、手足のシビレ、ジンジン、ビリビリ、チクチク、そのような痛みを「神経障害性疼痛」と言います。簡単に言えば、神経の痛みです。

なかなか治らない首から指先までのシビレやお尻から足にかけてのシビレがある場合、整形外科では、「頚椎脊髄症」や「坐骨神経痛」と診断されるかもしれません。

ちなみに炎症による痛みを「侵害受容性疼痛」と言います。この場合の痛みは損傷部位にある、炎症物質による痛みなので、ロキソニンなどの抗炎症剤などで炎症を抑えて痛みを除痛します。

病理的な神経痛とは?

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厄介な神経の痛みとは、怪我などで神経線維自体を損傷させたり、代謝異常(糖尿病)、抗がん剤による副作用、などによる神経線維の損傷・変性および他の繊維への混線を意味します。

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この場合、神経線維自体の損傷による症状なので整形外科・ペインクリニックでの治療が必要でしょう。
また神経障害性疼痛には神経線維の損傷以外にも、同様なシビレ感や痛覚過敏を引き起こす原因があります。

それが、「感作」です。

感作=「痛みを引き起こしやすい状態」です

2リリカ

感作には「末梢性感作」と「中枢性感作」があります。臨床的には筋肉の過緊張からの血流不足によりブラジキニン過多により、リン酸化が起き、細胞内に陽イオンが流入し、閾値に達しやすい状態になってしまいます。そのような状況では、ちょっとした侵害刺激でも痛みを感じやすくなります。

また脊髄後角では、頻繁な活動電位の伝導により、電位依存性Ca2⁺チャネルが開口しやすくなり、細胞内にカルシウムイオンが流入することで、神経伝達物質であるグルタミン酸やサブスタンスPの過剰放出により痛みを発生しやすくします。
この電位依存性Ca2⁺チャネルが開口しやすくなっている状態の場合のみ、神経痛の薬である「リリカ」が効果を発揮することもあるでしょう。

ニセモノの神経痛に要注意です!!!!

うみかぜカイロにも毎月、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、すべり症、ヘルニアと診断されて、お尻から足にかけてのシビレでお困りの方々が来院されます。整形外科に行かれていた方はロキソニン、オパルモン、メチコバール、リリカ、トラムセット、ノイロトロピン、サインバルタという流れで何らかの薬を服用されていた方が多いのですが、じつはあまり効果がないことが多いのです。

それは「痛みの原因」が見当違いの場合が多いからです。

上記の説明のように、本来、神経痛は神経線維の損傷・変性や感作による痛覚過敏状態ですが、うみかぜカイロに来られる割合ではそれほど多くはありません。(交通事故やケガなどによる神経損傷の場合は病院に行きますから当然ではありますが)

それではニセモノの神経痛とは何でしょう?

今回のお喜びの声を頂いた男性も整形では「坐骨神経痛」と診断され、神経痛の薬を飲んでいましたが一向に良くなりませんでした。
膝裏から太ももお尻にかけてしびれがあり、ピーク時は5分も歩けない状態でした。しかし安静時や姿勢により楽な状態もありました。また家族にご不幸があり心身ともにお疲れのようでした。

そして私の見立てでは「神経痛」ではありませんでした。ニセモノの神経痛とは「筋肉の痛み」です。

ハムストTP
の所は「トリガーポイント=コリ」ができやすい場所ですは痛む場所です

お尻の付け根に強い痛みを引き起こす。また太ももから膝裏にかけてじわじわしびれを生じることも多い。単独で膝裏がつっぱったり痛みが引き起こされる。ハムストは内側と外側に筋肉が分かれているので、内側が痛かったり、外側が痛かったりします。
太ももの痛みしびれでお困りなら太ももページへ

整形外科では画像診断で「関節や骨」を診ますが、今回の痛みの原因であった「筋肉」はレントゲンには写りませんので、病院では太ももの筋肉が今回のシビレの原因とは言われなかったのですね。
そして今回の痛みは炎症徴候はありませんでしたので、ロキソニンなどの抗炎症剤の効果も疑わしいですし、神経が傷ついているわけではありませんので、メチコバールも意味なし。リリカの作用機序であるα2δサブユニットの興奮もないようでしたのでリリカもどうでしょう?神経の痛みではないのです。筋肉の痛みなのです。

決して病院で診方を否定しているわけではありません。痛みは多様性なのです。痛みといっても色々な種類があるわけで、その分類に従って、痛みのメカニズムにあった薬であれば有効なことも多いでしょう。私も抜歯した後は、ロキソニン、カロナールを服用します。

痛みを診るうえで今回のポイントは、「痛みの分類」「痛みの分類による評価」「痛みの分類によるアプローチ」「病院での痛みの診断における問題点」を説明させていただきました。

横須賀で痛みやシビレでお困りの方がいましたら、ぜひ、うみかぜカイロにお越しください。多くの方が改善しております。

坐骨神経痛に効果的な施術法は坐骨神経痛ページをご覧ください!

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