腰痛は「心」が起源!?

こんにちは!!横須賀中央駅隣にある県立大学駅前うみかぜカイロプラクティック院長の玉田です。今日は先日NHKで放送された【ヒューマニエンス 40億年のたくらみ 「“痛み” それは心の起源」】についてお話していきます。

番組では東京慈恵会医科大学の加藤総夫教授が出演されてましたね。画像は「慢性痛管理学コース」を受講した際の加藤教授の講座から拝借しました。

講座資料
「痛みの病態生理-中枢-痛みと情動 (加藤総夫)」

様々な侵害刺激によって、生存可能性を高める出力を誘発し、生存可能性を増加させる方向に脳内でプログラムする過程において、痛みが生じる??難しいですね、、、つまり侵害刺激が加わることで脳内では「脅威学習」が行われ、その刺激が生命を脅かす厄介な刺激だと「脳」が認識したときに脳内で痛みを感じるという内容でした。これは人間に限らず、猿や犬、猫、番組でも紹介されていましたが、「ハエ」でもそうみたいです。

今日の患者さん。ぎっくり腰の三回目の施術でした。
初診ではちょっとした動きでも「ピキッ」となり、押圧に関しても過敏でちょっと押しただけでも圧痛が顕著でしたが、発症2週間後、本日は動作痛もなく、圧痛も改善されていました。色々とお話していく中で、趣味のソフトボールの話が出て、この方は身体が大きかったので、ホームラン打つのも簡単なんじゃないですか?と質問したら、『いやいや、チームメイトみたいにあんな腰まわしたら、すぐ腰いっちゃいますよ』とのこと。

この言葉が気になってバッティングしているところをイメージしてもらって下肢長を見てみると、やはり長さが変わり反応あり。

下肢長差

この患者さんにとってはバッティングによる刺激は「脅威学習」になっている可能性があるということです。

先日の番組では腰痛の85%は「痛覚変調性疼痛」である!?という表現がありましたが、ということは今回の患者さんも「痛覚変調性疼痛」に分類できるのだろうか?

痛覚変調性疼痛

そもそも痛覚変調性疼痛の定義は広義なのですべての痛みに重なるものなのでしょう。

さきほどの患者さんの場合、発症直後は多裂筋、起立筋、腰方形筋に圧痛がありましたので痛みの現場は「侵害受容性疼痛」であり、際立った筋損傷はありませんでしたが、発症1日から3日くらいまでは「遅発性筋肉痛」が生じ、その過程で痛覚過敏も生じて、動作痛や圧痛を感じていたようです。そして、この痛みをより広義で診てみると、「脳ー神経ー筋肉」の関係性から、「以前バッティングで腰を痛めた経験」や「腰の安全に対する不安」から体が緊張し、筋肉がこわばってしまうことも考えられます。また「痛覚変調性疼痛」からみれば、腰からの侵害刺激がなくとも、脳内において「脅威学習」のプログラムのネットワークが形成されていれば、番組内でも紹介されていたように「扁桃体」「前帯状回」「島皮質」などが過剰興奮を起こし、痛覚としての「痛い!!」だけでなく、「不安」「恐怖」「不快感」などの苦痛を感じ、これもまた痛みと認識することでしょう。

急性痛と慢性痛

さらに脳内が興奮することにより、本来であれば痛みを感じた時に機能する「下行性疼痛抑制系」の働きも低下しやすくなり、痛みを感じやすくなってしまっている状態かもしれません。

痛みの分類

このように、痛みの治療を行う際は、ただ痛みを取ればおしまいではなく、様々な角度から痛みを捉えることで、痛みに対する不安や恐怖をなくし、たとえ痛みが再発したとしても安心して生活していただけるようにうみかぜカイロではサポートさせて頂いております。

慢性的な腰痛でお困りでしたらぜひ一度あなたの症状をお聞かせください。きっとお役に立てられると思います。

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