術後瘢痕疼痛症候群

こんばんは!!横須賀うみかぜカイロの玉田です。今回はとっても厄介な「術後瘢痕疼痛症候群」という痛みのお話です。

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通常何らかの手術を受けた場合、組織に傷が出来ますので炎症性の痛みや侵害性の痛みを感じますが、時間が経過し傷の治癒とともに痛みも感じなくなります。しかし中には手術した傷が治っているにも関わらず、ずっと痛みを感じ続けてしまうこともあるのです。

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今回の患者さんは10年前に受けた脊椎手術後に手術で切り取った腸骨の部位が痛くなり、その後3年間、メチコバール、ノイロトロピンを服用していましたが一向に効果がなくその後は全く治療をされていなかったそうです。

うみかぜカイロで良くなられた方のご紹介で、もしかしたら良くなるかもとのことでご来院されました。

検査をすると、「触る」「押す」「振動」という本来であれば痛みを感じることがない刺激でも痛みを感じておりました。さらに安静時痛(自発痛)、首肩周辺の動作痛、睡眠障害、気分障害がありました。

5回ほど(アクティベータメソッドとオリキュロセラピーと機能神経学)の施術で、首肩周辺の動作痛は消失、睡眠の質は改善傾向にありましたが、腸骨周辺の痛みは変化がありません。寝返りなどの動作痛も変化がありませんでした。

「触る」という本来痛みを感じることはない触覚神経にも異常があるのかもしれませんし、末梢感作、中枢感作、下行性疼痛抑制系の機能低下も考えられます。こういった状況に陥った場合は難しいですね。。

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痛みの軽減はもちろんですが、まずは日常生活の質をあげること。
出来ないと思っていたことをやってみようと思えること。
出来なかったことが出来るようになること。

今回の患者さんにはこちらのサイトを見てもらうことにしました。
Pain Management Network日本語版

10年間とてもお辛かったことと思いますが、これからは少しでも希望ある日常が送れるようになっていただきたいです。

大丈夫!!脳・神経系の可塑性は偉大です。いつからでも変われます。


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