不可思議な「肋間神経痛」のその後の経過

こんばんは!!横須賀うみかぜカイロ院長のたまだです。
今日は先日お話した「肋間神経痛」でお困りの方の経過報告です。
前回のお話しはコチラ→「坐骨神経痛と肋間神経痛

<6日後の2回目の来院>
年末から続いていた右横腹・肋骨の激痛でお悩みで特に今年3月からは毎日のように痛みが続き、仕事を休まなくてはいけない状況だったのが、施術を受けてから6日間「パタッと」激痛が止まったそうです。部分的に違和感はあるようですが、以前のようなナイフで刺されるような激痛は起きなかったそうです。

病院でも異常がなく、整体でもよくならず、カウンセリングを受けても、気功を受けても変化なかった痛みが、(まだ1週間ですが)まったく無くなったメカニズムは何でしょう?

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「practice of pain management 2016/1」

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「中枢機能の障害による痛みを考える」



一般的な痛みの分類としては、「侵害受容性疼痛」・「神経障害性疼痛」・「心因性疼痛」と分類されている書物が多いですが、新たな病態として「中枢機能障害性疼痛」が議論されています。

中枢機能障害性疼痛は大脳基底核や脳幹の神経ネットワークの異常による下行性疼痛抑制系の機能低下が1つの原因とされている。

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線維筋痛症・舌痛症・慢性疼痛疾患などが該当する。睡眠障害、気分障害、疲労感、口渇、食欲低下、めまい、排尿障害などの自律神経障害も併発。

別の言い方では「脳の機能低下(dysfunction)」とも言えるかもしれません。

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「新しい腰痛対策Q&A21」

今回の患者さんの場合、初回時、肋骨周辺は触っていません。その代わり「痛みの原因の可能性」について30分ほどお話させて頂き、『こんなに詳しく説明を受けたことがなかった』と言っておられました。施術はアクティベータ(ベーシック)とオリキュロセラピーのみです。

次回以降も「脳の暴走を抑える」ことを主軸にケアしてまいります。

もうお一人の「神経痛!?」の方もいい経過報告が出来そうです。次回ご報告できればと思います!!

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