末梢性感作による「痛み」を体験しました(泣)

こんばんは!!横須賀うみかぜカイロの玉田です。世間はGW中ですが、うみかぜカイロは日曜日休診のため、家族で野島まで足を運び、潮干狩りに行ってきました。

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「去年よりは人がすくなかったです」

夢中であさりを掘っていて日焼け対策を怠ったせいで、家に帰ってきたら腕が真っ赤でヒリヒリ、熱をもっています。日焼けと言っても皮膚の火傷ですから炎症が起きているのでしょう。

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ところで、日焼けをするとヒリヒリ、ジンジン、普段なら痛くない程度の刺激でも痛みを感じます。お風呂に入っても痛いですよね。。。

なぜ、日焼けをすると痛みを感じやすくなるのでしょうか?

それは、発痛物質という痛みを引き起こす物質が体内から産生されるわけです。具体的にはブラジキニン、プロスタグランジン、ATP、カリウムイオン、水素イオン、ヒスタミン、セロトニンなどです。

内因性発痛物質

「日本臓器製薬」

これら内因性発痛物質が細胞膜上にある膜たんぱく質である受容体に結合することにより陽イオンが細胞内に流入することで脱分極が生じ、閾膜電位に達しやすい状態になります。閾膜電位に達することで電位依存性ナトリウムイオンチャネルが開口することで活動電位が発生し、その電気信号が軸索を伝導していくわけです。

侵害受容器にはいくつかの種類があります

発痛物質が結合する受容体にはイオンチャネル型受容体とGたんぱく質共役受容体があり、セロトニンや水素イオンはそれぞれの特異的な受容体に結合することでチャネルが直接開口して陽イオンが流入します。陽イオンが流入することで痛みを感じやすくなります。これをイオンチャネル型受容体といいます。

またブラジキニンやプロスタグランジン、ATPなどはそれぞれの受容体に結合することで、直接イオンチャネルを開くのではなく、結合することで、様々な生化学反応が起きて痛みを感じやすくします。

リン酸化を起こすことで痛みを感じやすくする

リン酸化1

「日本臓器製薬」

リン酸化とは生化学反応の過程で生じた「キナーゼ」という酵素の働きにより、P(リン)を膜たんぱく質にくっつけることで、たんぱく質の立体構造を変えることです。

具体的には①K⁺チャネルを閉じる②Na⁺チャネルを開く③イオンチャネル型受容体の感受性を高める(開きやすくする)

①②③ともに細胞膜内の膜電位を上昇させ、閾値に達し活動電位を上昇させる方向に向かいます。

ブラジキニン、プロスタグランジン、ATPそれぞれのGたんぱく質共役受容体に結合することにより、本来43度以上の熱刺激により、チャネルが開口するはずが、リン酸化によりイオンチャネル型受容体の感受性が高まり、最終的には、32度の刺激でもチャネルが開口し、陽イオンが流入するようになります。よって、体温による自発痛やお風呂のお湯でさえもヒリヒリと痛みを感じるようになります。これを「末梢性感作」といいます。

末梢性感作をまとめると

炎症による痛みは発痛物質による陽イオンの流入とブラジキニン、プロスタグランジンなどのによるリン酸化により膜たんぱく質の構造が変わり、膜電位が上昇し、ちょっとした刺激でも閾値に達しやすくなることにより普段のなんでもないような刺激でも痛みを感じるようになるのです。

画像の説明

「痛みの考え方」

今日はアイスノンで冷やして、ビタミンC,B,E、たんぱく質をしっかり取って(いつも飲んでますが)早めに寝たいと思います。

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