だから病院行っても「脊柱管狭窄症」は治らない!!|横須賀うみかぜカイロ

こんばんは!!横須賀うみかぜカイロの玉田です。土曜の深夜3:30です。明日は日曜日でお休みなので夜更かし中。。

さて今日のテーマは「病院に行ったら脊柱管狭窄症は治らない!!」よね?というちょっと刺激的な治療家さん向けのお話です。

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病院で脊柱管狭窄症と診断されて、リハビリに通ったり、薬を飲んでも良くならずに、うみかぜカイロに来られる方も多いのですが(手術をしたのにシビレが取れずに余計ひどくなったという方も来られます)、なぜ病院に通われても良くならないのでしょうか?

さっそく、答えから言うと「痛みのミカタ」が間違っていることが多いからです。いろんな面で重ね重ね間違っていることが多いのですね。。

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痛みの原因を分類する場合、古い痛みのミカタでは3つの痛みのタイプに分類します。

・侵害受容性疼痛

・神経障害性疼痛

・心因性疼痛

腰痛や下肢痛の場合、はじめに「ロキソニン」を処方されている患者さんも多いようですが、ロキソニンが処方される場合、痛みの現場で何らかの損傷があり炎症が起きているであろう前提で抗炎症剤を出すわけです。つまり、侵害受容性疼痛であり、痛みを訴えている場所が痛みの原因と考えるわけです。

疑問1

痛みを訴える場所に必ずしも炎症が起きているとは限らない。

炎症状態

まず炎症徴候が診られないことが多いです。安静時痛もありません。ほとんどの場合、動作痛や圧痛があり、それも普段より過敏になった状態です。炎症があるようでしたら炎症を抑える薬も必要な場合もありますが、炎症じゃないんだから飲んでもしょうがない。。(ただし抗炎症剤の作用機序に中枢においてcox2の働きを抑制する作用や下行性疼痛抑制系を賦活させる報告もあり)

疑問2

画像の説明

画像診断で神経圧迫を見つけたら「神経根障害」によるシビレってどうなの?

ここもややこしい話なのですが、シビレがあって、神経圧迫や変形が見つかると、今度は「神経障害性疼痛」と分類されるわけです。たしかに問診で詳しく痛みの質を聞くと「ビリビリ」「チクチク」「ジ~ン」「ピンっと」など、神経障害っぽい表現されることが多いですが、来院される多くの方は、これらの症状が24時間常にあるわけではなく、波があり、姿勢や動作によっても軽減することも多いのです。
ましてや外傷や病理的なものなどなければ神経損傷も起きていませんのでメチコバールなんて飲んでもどうなんでしょう?

臨床上、激痛が長期間続いた時や継続的な電気インパルスが脊髄後角に入力されると中枢感作が生じます。その場合はリリカが効果的な場合も見受けられますが、通常の動作痛などは神経障害性疼痛とは言い難い痛みです。

侵害受容性疼痛じゃない、神経障害性疼痛じゃない、じゃ心因性疼痛?じゃ脳?という流れになりそうですが。。。その前に!!

レントゲンに写らないもの

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そう!筋筋膜、トリガーポイント
ここの痛みはしっかりケアしましょう。

筋筋膜性疼痛は侵害受容性疼痛の分類の中に入るのかもしれませんが、組織損傷による炎症ではなく、酸欠から生じる発痛物質ブラジキニンのリン酸化による痛覚過敏が痛みの正体です。

BKATPPGEのリン酸化後の活動電位

炎症でなく「感作」

プロスタグランジンではなく、ブラジキニン

普段何でもないような動作で痛みを感じたり、圧痛があったり、痛みやすくなっている理由がリン酸化です(痛みのミカタセミナーでお話しましたね。。覚えていますか?)

キナーゼという酵素の働きでP(リン)が膜たんぱくに付着することでたんぱく質の立体構造が変わり、膜電位が上昇しやすくなり活動電位が生じやすくなります。

血流改善、酸素供給、筋肉弛緩、これらが改善されるのであれば、テクニックなんてなんでもいいでしょう。

本当に神経圧迫による痛み、シビレ?
本当に神経障害性疼痛?
治らなければ脳?ストレス?

まずは痛いところを診なくていけません。

そしてそこから、新しい痛みの分類

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中枢機能障害性疼痛、つまり痛みを抑える働きの機能低下
さらに痛みの3つの側面、主に情動的側面、認知的側面

これらを多面的に診ていく。

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【今後のセミナー予定です】

■6月24日(日) 第2回痛みのミカタセミナー大阪

■7月1日(日) 第1回痛みのミカタセミナー東京(再受講可)

■7月29日(日)第2回痛みのミカタセミナー東京

申し込みは5月に入ったらお知らせ致します。

さぁ!!痛み学の夜明けぜよ!!


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